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液晶用語集

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 アドバンストTFT液晶
アドバンストTFT液晶とは、明るい場所では反射型液晶に近く、
暗い場所では透過型液晶に近くなるような制御が可能な液晶。
携帯機器など屋内外で使われる用途で視認性を保つ。
 色再現範囲
色再現範囲とは、CIE色度図の上で液晶ディスプレイのR,G,Bを個々に表示したときの3点で囲まれる範囲がそのディスプレイでの色再現範囲となります。CIE色度図の説明はこちら

 応答速度類
応答速度類とは画面を「黒→白→黒」と変化させるのに必要な時間で、単位はms(ミリ秒)。
数値が小さいほど反応が速い。動画再生では、反応速度が遅いほど残像が残りぼけた画像になる。
一般的には速いほうが高性能とされるが、実際には中間階調(グレー)への変化時間は「黒→白→黒」の変化よりも時間がかかるので、応答速度のカタログ数値だけで性能を判断しないほうがよい。
最近ではこの実状を踏まえ、中間階調応答速度(GTG)を併記する製品もある。
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 輝度
輝度とは、画面の明るさを示し、単位は「cd/m²」(カンデラ毎平方メートル)。
数字が大きいほど画面が明るい。
ISO13406規格では最低35cd/u、明るい環境では100cd/u以上が推奨されていますが、特に明るい環境で使用する場合はこの数値が高いほど画像がきれいに表示される。
 クロストーク
クロストークとは、パネル上で駆動していないエリア(表示ドット)に駆動信号が漏れ込むこと。
コントラストが悪化する場合も多い。
 コントラスト比
コントラスト比とは黒の輝度を「1」として、白と黒の輝度差を示す。
一般的にはコントラスト比が高いほうがメリハリのある画像でよいとされるが、大画面では高いとギラギラ感が強く好まれない場合もあるので選定の際に注意が必要。
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 3時視角品
3時視角品とは、画面を斜め左側(3時方向)から見たときの視認性を高めた液晶。液晶が一定の場所にあり、画面を見る場所も正面ではなく一定方向であるような環境に有効。
 色度図 (CIE色度図)
CIE(Commission International de l'Eclairage;国際照明委員会)色度図とは、光の色をxy(CIEXYZ表色系)の平面座標で表した図です。
RGBの3原色の混合により生成される全ての色を網羅しその色位置を座標化して示します。そしてこの色度図の座標を読むことでより微細な色の表現が可能となります。 ちなみに中央の白い部分はRGBの3色が完全に混合された状態で白色(無彩色)となり、中央から広がるにつれてより色の彩度が増し最終は単色となります。また色度図上の2点の表す2つの色を混ぜた色は,その2点を結ぶ線上の色になる事が色度図より読み取れます。
※図の内側が実際に存在する色の領域で、この領域の外側は全て虚色(理論上のもので実際に存在しない色)です。

<x,yについて>

CIEXYZ表色系で使われる三原色はX,Y,Zで定義されており実際には見ることの出来ない色(虚色)です。
X:赤(R)の要素を多く持っている
Y:緑(G)の要素を多く持っている
Z:青(B)の要素を多く持っている

のx,y平面は(X,Y,Z)に対応しており以下の関係式が成り立ちます。

x=X/(X+Y+Z)
y=Y/(X+Y+Z)
因みに、z=Z/(X+Y+Z)=1-(x+y) となります。

3次元の要素を2次元で表す為にX,Y,Zの合計を1として正規化されています。
これにより、色度図には 色を判断する尺度として使われる「色相=色みの種類」「明度=明るさ」「彩度=鮮やかさ」の内、「明度」が含まれておりません。

<色度図の見方>

色度図の境界線のうち、釣り鐘型の曲線部分をスペクトル軌跡といいます。すべての可視波長域についてスペクトル単色光の色度座標を計算し、図上に表示したものです。
従ってスペクトル軌跡は波長380−780ナノメートル、つまり可視光の波長域を示すもので、スペクトル軌跡上の色がスペクトル単色光(=もっとも鮮やかな色)となります。

色度図の境界線のうち、スペクトル軌跡の両端を結んだ直線(下部の直線)を純紫軌跡(じゅんむらさききせき)といいます。純紫軌跡は、両端の波長(つまり赤と紫の波長)の単色光を加法混色してできるもっとも鮮やかな色を表します。

ある色の色度座標と白色点を結ぶ直線を延長し、スペクトル軌跡と交わった点の波長は主波長といいます。主波長は、色相に相当します。しかし赤紫などは純紫軌跡と交わってしまうため、主波長を求められません。そこで反対側に延長し、スペクトル軌跡との交点の波長を求めて、この波長にマイナスを付けたものを補色主波長といいます。

彩度とは色の鮮やかさのことで概念としては刺激純度となります。この鮮やかさは、白色点からの距離で表されます。ただし色度図上、白色点からスペクトル軌跡・純紫軌跡までの距離は色相によって異なります。したがって刺激純度は、もっとも鮮やかな色までの距離に対し、ある色度の相対位置を示すことで表します。具体的には、白色点をW、ある色度をC、白色度と色度を結ぶ直線を延長して境界線と交わった点をRとすると、刺激純度は線分WC/線分WRで表される。つまり刺激純度が0だと無彩色、1 ならもっとも鮮やかな色となります。

 視野角
視野角とは、画面の正面から上下左右、何度くらいまで見えるかを角度で示す。
液晶パネルは見る角度によって輝度が下がる特性があるため、この数値が液晶の性能を表す基準の1つになっている。また最近では上下左右とも視野角170度以上のものも増えている。
また、組み込み向けには、プライバシー保護の観点から、視野角を狭めたものや、上下左右の角度を変えたものなどがある。
 車載向け液晶
動作、保存温度の範囲が-30℃〜+85℃よりも広く、耐振動性にも優れ、屋外でも視認性の優れた広視野角の液晶。
 ストロング液晶
ストロング液晶とは、振動や衝撃、温度変化の厳しい環境下でも使用可能な高信頼性の液晶。
シャープにはストロング液晶1とストロング液晶2があり、違いは以下のとおり。
動作温度 保存温度 耐振動 耐衝撃 輝度 コントラスト
従来品 0〜+50℃ -25〜+60℃ 57〜500 Hz
加速度1G
50G 11ms 300cd/u 350:1
ストロング
液晶1
-10〜+65℃ -30〜+70℃ 57〜500 Hz
加速度1G
50G 11ms 300cd/u以上 350:1
ストロング
液晶2
-30〜+80℃ -30〜+80℃ 57〜500 Hz
加速度1.5G〜2G
60〜70G 11ms 400cd/u以上 600:1
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 低反射液晶モジュール
屋外(特に直射日光下)での高い視認性を維持し、耐衝撃性も強い液晶。液晶表面にガラスを付加し、
従来は直射日光下では輝度800cd/u以上が必要だったところを350cd/uでほぼ同じ視認性を実現したもの。
 デュアルビュー(Dual View)液晶
デュアルビュー液晶とは、左右または上下の方向から見た映像が異なる液晶。
カーナビ(地図とTV画像)やエスカレーター(上りの人には上の階、下りの人には下の階の情報)など
1つの画面2つの情報を表示できる。
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 ニト(nit)
ニトとは画面の明るさ(輝度)を示す単位で、ニト(nit)またはニッツ(nits)と読む。
由来は、ラテン語の輝き(nitor)と言う意味からきている。
液晶ディスプレイの輝度(明るさ)を表す場合、ニト(nit)という単位をしばしば用いる。
nitは、光源の単位面積あたりの光度を表す単位で、
1nitは1平方メートルあたり1カンデラ(1cd)の明るさ(cd/u)となる。 1nit = 1cd/u
例えば、最近人気のある液晶カラーテレビの輝度は500nits前後。
弊社では、数nits程度から1500nitsを超える液晶ディスプレイ製品を幅広く取り扱っています。
 ノーマリーホワイトとノーマリーブラック
ノーマリーホワイトとは、液晶に電圧をかけない状態では白く、電圧をかけると黒く表示する液晶のモードのこと。逆にノーマリーブラックとは、液晶に電圧をかけないでは黒く、電圧をかけると白く表示する液晶のモードのこと。シャープ製の液晶は、ノーマリーホワイトを採用することで深い黒色と高いコントラストを実現しています。
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 バックライト調光範囲拡大品
調査中
 パルスヒート方式
パルスヒート方式とはFPC半田付け方式(基板への取り付け)のひとつで、手付けより信頼性の高い方式です。特に小型液晶で多く見られるFPCを基板へ直接半田付けするタイプでは手付けもしくは、 パルスヒート方式での機械実装のいずれかになります。
 フリッカー
フリッカーとは、表示画面のちらつきのこと。液晶は交流駆動しないと劣化してしまうため、プラス電圧とマイナス電圧を交互にかけている。ライン反転駆動の場合、Vcom(対向電極)を反転させることで交流駆動を実現しているが、 駆動周波数を下げた場合に横線がフリッカーとして現れやすくなります。
CRTディスプレイのフリッカーとは、発生原理が異なります。
 ベールビュー(Veil View)液晶
ベールビュー液晶とは、機能のON/OFFを切り替えて視野角を広げたり狭めたりできる液晶。
OFFのときは普通の液晶だが、ONにすると正面から見ると通常画面で横方向から見ると
真っ暗や壁紙の画面が見える、いわゆる覗き見防止の機能を実現できるもの。
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 モバイルASV液晶
モバイルASV液晶とは、アドバンストTFT液晶の技術とASV液晶の技術を融合させた液晶。
明るい場所でも暗い場所でも視認性が高く、なおかつ広視野角で高応答速度、
高コントラストの鮮明な画像表示を可能。
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 ユニフォーミティ(Uniformity)
ユニフォーミティとは、画面上の色の均一性(色つき度合い)のことで、一般的には輝度(明るさ)の均一性のことを言う。画面上の任意のポイント(数点)における輝度を測定し、その最大値(cd/u)と最小値(cd/u)から算出する。またユニフォミティと伸ばさず呼ばれることもある。

ユニフォーミティの算出式 : ユニフォーミティ[%]=最小値/最大値*100
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A-Z
 ASV(Advanced Super View)液晶
ASV液晶とは、シャープが開発した視野角が上下左右の広視野角、高応答速度、
高コントラストを実現した高品位液晶技術。
視野角は170度前後、応答速度は25ms前後、コントラストは350:1以上のもの。
 nit(ニト)
nitとは画面の明るさ(輝度)を示す単位で、ニト(nit)またはニッツ(nits)と読む。
由来は、ラテン語の輝き(nitor)と言う意味からきている。
液晶ディスプレイの輝度(明るさ)を表す場合、ニト(nit)という単位をしばしば用いる。
nitは、光源の単位面積あたりの光度を表す単位で、
1nitは1平方メートルあたり1カンデラ(1cd)の明るさ(cd/u)となる。 1nit = 1cd/u
例えば、最近人気のある液晶カラーテレビの輝度は500nits前後。
弊社では、数nits程度から1500nitsを超える液晶ディスプレイ製品を幅広く取り扱っています。
 Uniformity(ユニフォーミティ)
ユニフォーミティの項をご参照ください。→→→こちら
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